無線の不安定感を払拭する自動電波調整(ARM)
無線環境自動最適化による安定性
導入後の運用の安定性は刻々と変わる電波環境の中で自身の無線環境をいかにクリーンに保つかであり、“自動電波調整機能”が鍵となります。
家庭・SOHO・エンタープライズ向けのワイヤレスLAN製品も“自動電波調整機能”はありますが“実運用”には使われていません。このことはまだ実運用において有効となる機能を持っていないとも言えます。
Arubaの“自動電波調整機能“は複数のアクセスポイントが定期的に収集した情報をコントローラに共有し、最適な無線環境を作るよう連携しています。また、その細やかなメトリックはお客様環境にて多くの実績があり、無線環境自動最適化による安定性を提供しています。
干渉波への対応
| ArubaワイヤレスLAN |
|
|---|---|
| 一般的なワイヤレスLAN |
|
自動チャンネル・出力調整機能

アクセスポイントは10秒に一回、100ミリ秒のスキャニングを行い、無線カバー指数・干渉波指数・エラー情報を収集して、最適なチャネルや送信出力を求めます。
| 無線カバー指数 | 全てのArubaアクセスポイントを使用して算出された値で、アクセスポイントがカバレッジ状況を測るために使用する値 |
|---|---|
| 干渉波指数 | 現在のチャネルとそれに隣接するチャネルで見えている全てのアクセスポイント(Aruba以外も含む)を使用しての干渉度合いを測るために使用する値 |
| エラー情報 | Phyエラー/MACエラー(壊れている無線パケット)の割合 |
ワイヤレスLANの通信だけでなく、同一周波数帯を使用するコードレス電話、ブルーツース、マウス、電子レンジによる影響までを見ることができ、現場環境にあったチャネル切換え、出力切換えの“しきい値”が設定できます。
アプリケーション・アウェア・スキャニング機能

データ伝送中にチャンネル変更を行うと通信が切断されます。Arubaはステートフルファイヤウォールを内蔵しているコントローラによりアクセスポイントは端末の状態、アプリケーションを認識し、通信中にチャネルを変更しません。また音声通話時にはアクセスポイントによる電波スキャンを一時的に停止するなど、クライアント接続を最優先したきめ細やか設定も可能です。
ARM変更履歴蓄積
チャンネル変更、出力変更時の履歴が残りますので、ノイズ・伝送エラー・干渉などの変更理由がわかります。原因がわかれば、迅速に根源を改善することができます。
| Reason | Old channel | New channel | Old Power | New Power | Last change |
|---|---|---|---|---|---|
| P- | 60+ | 60+ | 4 | 3 | 4d:1h:54m:58s |
| I | 56- | 64- | 6 | 4 | 1d:22h:32m:36s |
| E | 60+ | 56- | 4 | 4 | 4d:6h:7m:42s |
| P+ | 56- | 56- | 4 | 5 | 4d:6h:4m:20s |
I:干渉 / R:レーダー探知 / N:ノイズしきい値オーバー / E:伝送エラーしきい値オーバー / INV:無効なチャネル / G:不正AP隔離 / M:使用されていないチャネル / P+:無線出力増強 / P-:無線出力減少 / OFF:無線オフ / ON:無線オン
バンド・ステアリング機能 クライアントの帯域誘導
802.11bは108%、11gは162%、11nは216%、スループットの合計は70%向上
端末が5GHz帯の11aと2.4GHz帯の11b,gの両方を使える能力を持っていて、同一のSSIDを使っていた場合、低スループットの11bを初期選択としてアクセスポイントへアクセスして来ることがあります。
一般のワイヤレスLANシステムですと単に接続要求のあった順番に応答していくだけですが、Arubaは端末毎に使用できる無線帯域を記憶していて、チャンネル数が多く、高スループットの11a5GHz帯を利用させるために、チャンネル数の少ない2.4GHz帯の接続要求に応答せずに5GHz帯の接続要求を待ち、応答し、高スループット環境を有効に活用することができます。

エアタイム・パフォーマンス・プロテクション機能
11a,b,g,n端末が混在すると電波の特性で2.4GHz帯ではスループットの低い11bに引っ張られ、11g,nのスループットが低下します。また5GHz帯では11aに引っ張られ、11nのスループットが低下します。これはシェアドハブ状態のアクセスポイントにおいて、11b,11aの通信が始まるとその通信が終了するまで通信速度の速い11g,nが待たないといけないことが発生するためです。Arubaではそれぞれの能力にあったスループットを出せるよう、クライアントの能力を基に通信できる時間の長さ(エアータイム)を割り当て(802.11n=16>802.11a/g=4>802.11b=1)、アクセス権のないクライアントができないようにしながら、より高速なクライアントに高いプライオリティを与えます

他社機能比較
| AP間のRFコーディネーション | ||
|---|---|---|
| 項目 | Aruba | 他社 |
| 同一チャネル干渉管理 | ○ | × |
| チャネル効率利用管理 | ○ | ○ 但し、低パフォーマンス |
| ファストローミング | < 50ms | < 50ms 但し、要専用クライアント |
| 高パフォーマンスマルチ・チャネルRF | ||
| 項目 | Aruba | 他社 |
| アダプティブRF | ○ | ○ 但し、3倍の時間が掛かる |
| アプリケーション・アウェア・スキャン | ○ | × |
| リアルタイムRFヒートマップ | ○ | × リアルタイム非対応 |
| クライアントに対するインフラストラクチャコントロール | ||
| 項目 | Aruba | 他社 |
| バンド・ステアリング | ○ | △ |
| チャネル負荷分散 | ○ | × AP毎クライアント台数負荷分散 |
| パフォーマンス保護 | ○ | × |
| エアタイム-フェアネス | ○ | × |



